マスターワーク製作|比較測定・校正に使う高精度基準ワークの製作事例

CMM・非接触測定・ゲージ校正に対応|ミクロン精度で仕上げた多段ジャーナル構造マスターワーク


製品仕様(マスターワーク)

・品名:『マスターワーク』
・形状:多段ジャーナル構造シャフト
・材質:SKS3
・表面処理:防錆黒染め
・熱処理:焼入れ焼き戻し+サブゼロ処理(HRC58~62)
・設計:お客様
・個数:1セット
・当社製造番号:26-00931

主要寸法構成

・φ22±0.001 × L50(Journal1)
・φ18 × L30
・φ22±0.001 × L30(Journal2)
・φ18 × L60
・φ22±0.001 × L90(Journal3)
・総長:260±0.1


マスターワークとは何か

マスターワークとは、『製品のお手本(基準)となるワーク』です。

製品そのものではなく、『測定・検査の基準』として使用されるため、通常の部品以上に高い精度と安定性が求められます。


Journal部とは

『Journal(ジャーナル)部』とは、軸部品において

・軸受と接触する部分
・回転や支持の基準となる円筒部

を指します。

本製品では、φ22の各ジャーナル部が『基準径』として機能し、測定・校正の中心となる重要な部位です。


用途|比較測定・校正の基準として使用

本マスターワークは、以下の用途で使用されます。

・三次元測定機(CMM)の基準確認
・機上2次元測定(ダイヤルゲージ)での比較測定
・ラインサイドゲージの校正原器
・非接触測定機のキャリブレーション

つまり、『すべての測定の起点となる存在』です。


課題と要求

・測定機の精度を担保したい
・比較測定の基準が必要
・複数の測定工程で共通に使えるワークがほしい

これらに対して、

『ミクロン精度で安定した基準ワーク』が求められました。


解決ポイント|ミクロン精度と安定性の両立

① φ22±0.001の高精度ジャーナル

当社の出荷検査実測値は『φ22.000』。

ミクロン単位で狙い値に合わせた加工により、信頼性の高い基準を実現。


② 多段構造による汎用性

複数のジャーナルを持つことで、

・異なる測定機
・異なる測定位置

に対応可能。

1本で多用途に使える設計。


③ サブゼロ処理による長期安定

・経年変化の抑制
・寸法安定性の確保

長期間にわたり基準として使用可能。


④ 作業性への配慮

・指示なき部分は糸面取り
・安全性と扱いやすさを両立

現場での取り扱いも考慮。


なぜマスターワークが重要なのか

測定精度は『基準』で決まります。

・基準がズレれば、すべての測定がズレる
・正しい基準があれば、品質は安定する

つまり、マスターワークは『品質の土台』です。


当社の強み|測定を理解した加工

・測定用途まで理解した設計・加工
・CMMを活用した高精度検査
・ミクロン単位の寸法管理
・現場運用まで考えた提案

単なる加工ではなく、『使われ方まで設計』します。


まとめ

マスターワークは、

『測定の精度を保証する最も重要な存在』です。

高精度・高安定性の基準ワークにより、

・測定信頼性向上
・品質の安定化
・工程全体のレベルアップ

を実現します。


FAQ(よくある質問)

Q1.マスターワークとは何ですか?
A1.測定や検査の基準として使用される高精度な基準部品で、比較測定や校正に用いられます。

Q2.Journal部とは何ですか?
A2.軸の中で軸受と接触し、回転や支持の基準となる円筒部のことです。本製品では測定基準として機能します。

Q3.どの程度の精度で製作可能ですか?
A3.本事例ではφ22±0.001の精度で製作し、実測値はφ22.000で仕上げています。

Q4.どのような用途で使用されますか?
A4.三次元測定機、非接触測定機、ラインゲージの校正など、さまざまな測定基準として使用されます。

Q5.長期間使用しても精度は維持できますか?
A5.サブゼロ処理や適切な熱処理により、経年変化を抑え、長期的な寸法安定性を確保しています。


よくある質問

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<認証(QMS関連)>
JISQ9100
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<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

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